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夢の架け橋

当旅館の毎月恒例と言えば、そう、「小浜温泉やすらぎのグラウンド・ゴルフ交流大会」だ。
今年で11年目に突入したこの大会だが、今まで天候などの理由で全く試合ができなかったことはなかったのに、遂にその記録も今大会をもって途絶えてしまった(T_T)
そもそも8月24~25日開催予定だったのだが、「台風」という招かざる客のために急遽日程を8月31日~9月1日に変更した。ところが予報は両日共に降水確率90%以上。これまでどんなに予報降水確率が高くても2日間のどちらかに何とか試合が出来たけど、今回は残念ながら見事に予報的中し天気に見放されてしまった。GG担当のM君は余程の雨男らしい(笑)

ご参加頂いた皆様、本当に申し訳ありませんでしたm(__)m

ということで、9月1日の昼食終了後に大会参加者の方々をご自宅の地域までお送りするのだが、ドライバーが1名不足気味だったので、普段からパソコンの前に座りっぱなしでストレスMAXの私がここぞとばかりに運転手を買って出た。
お客様をお送りするコースは長崎・西山町~三重町~西海・大島町までの片道約3時間。昼過ぎに出発して途中海産物屋さんに立ち寄り、まずは西山町へ。続いて三重町(樫山町)のお客様をお送りして最後は大島町へ向かう。三重町より国道202号線をひたすら北上するのだが、五島灘沿いの道はなんとも絶景。夕刻に通ると水平線に沈む夕日に圧倒されそうな迫力に違いない。所々に“居眠り注意”の看板が頷ける。
そして1時間弱走るとようやく眼前に『大島大橋』のお姿が見えてきた。(※といっても橋が見てから更に20分ほどかかります(笑))

~大島大橋~
・西海市大島町と西海町を結ぶ全長1,095mの斜張橋。
・平成11年11月11日の午前11時11分11秒に開通。
・平成23年4月1日より通行料が無料となる。

橋の入口に着くと、ある種の感動を覚えた。もちろん初めて通るということもあるが、平戸大橋も生月大橋も伊王島大橋も橋が出きる前は船での往来であり、生活空間や行動範囲も制限されていただろう。しかし、橋が架かったことにより生活・行動範囲は格段に広くなって、長崎市や佐世保市の中心部まで1時間半~2時間弱で行けるこの大島町は更に暮らしよくなったのではと一人で思いを馳せていた(*^^*)
ほぼ大島町を一周するかたちでお客様をお送りしていざ帰路へ。時間も時間だしそのまま帰ろうかと思ったけど、どうしても大島大橋をカメラに収めたかったのとどうしてもトイレに行きたかったので^^;、大橋の袂にある「大島大橋公園」へ寄り道してみた。

おお~、下から見てもやっぱり素晴らしい!!!

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片側一車線で幅は狭いが、なんとも美しい橋だ!!

『目的』を済ませ、突き当りのミニミニロータリーでUターンして帰ろうと思い“準備中”のレストハウスを一瞥すると、「人影」ならぬ「猫影」発見!!
せっかくなのでついでにこの猫たちもファインダーに収めようと抜き足差し足で近づいた。

抜き足、差し足、パシャリ!

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もう少し近づいてパシャリ!

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ヨシヨシ(笑)

最後に逃げてしまうのを覚悟しつつ正面からの画像が欲しかったので、口笛を吹いてみた。

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何ニャー?

あれれ??

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何か用かニャー?

なんとこの子たちはハナっから逃げる気なんてサラサラなかったのです…
しかもこのアメショ風の子にいたっては…

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「撫でても」「引っ張っても」「握手しても(笑)」全く起きませんでした…

とても心温まる10分間の「寄り道」を終え、ミニミニロータリーを一周して帰ろうとすると、先ほどの猫の中の一匹(茶トラ)が見送りに来てました(*^^*)愛い奴め! 
とかなんとか思いつつここで一句。

「このたびは 餌もとりあへず大島橋 我が志 ヌコのまにまに」
※道真様、申し訳ありませんでした<(_ _)>

帰りながらふと、心をよぎるものがあった。それは伊勢屋旅館グラウンド・ゴルフ大会の祖「故・福田義亜さん」と生前最後にお話をしたときに、福田さんは「(伊勢屋大会は)ローカルの単なる人集め大会ではなく、他地域の人達をもっと呼び込んで交流を深め、由緒ある立派な大会にしたい」というようなことをおっしゃっていた。
この雄大な大島大橋のように当旅館としてもたくさんの「橋」を架けて、素晴らしい大会、ひいては(もっと)立派な旅館へと成長できるように頑張りたいとおもいますので福田さん、これからも遥か天国より私達を見守ってください!!と思いながら帰路へつきました。




KK

by iseyaryokan | 2015-09-08 01:48 | スタッフのつぶやき  

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