人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『キャプテンシー』の重要性

連日熱戦が繰り広げられる北京オリンピック。注目すべきは今回をもってオリンピック種目外となる「野球」だ。日本を代表する闘将『星野監督』率いる24人の精鋭は必ずメダルを、それも一番輝くやつを奪還してくれるはず。

その精鋭の中でも地味だけど類まれな才能でチームを引っ張る「宮本慎也」選手。とある雑誌によると彼は素晴らしいキャプテンシーの持ち主であるとの事。そう言えば前回大会は同じヤクルトスワローズの古田敦也さんがチームをまとめていたっけ。そう考えるとスワローズにはそういう選手が多くいるのかも知れない、かも。

ところで「キャプテン」というと最初に思い浮かぶのが、故ちばあきお氏原作の不朽の名作、その名も「キャプテン」。今では風化しそうな半「スポ根」ものの半サクセスストーリー。それまで野球の漫画およびアニメで感動したことはなかったが、この漫画を見たときかなりのショックと感動をおぼえた。
自分が憶えている範囲であらすじをいうと、
名門「青葉学院」に入学した谷口は周りのレベルの高さに愕然とし、挫折してしまう。その後物語の舞台「墨谷二中」に編入した谷口は練習で「青葉学院」のユニフォームで登場し、皆に羨望の眼差しでみられる。しかし、その実態は二軍の補欠。そのことが分かると途端に皆の心が谷口から離れていく。
時は変わって次キャプテンを選ぶシーズンがやってきた。次のキャプテンに選ばれたのはなんと「谷口」だった。もちろん皆納得がいかない。練習時にノックも満足にできない人間が何故キャプテンに選ばれるのか?
そんなこんなで大会が近づいてきた。メンバーのことと今後のキャプテンのあり方に疑問を持つチームメイトが谷口と話し合うために谷口宅を訪れると、父親と一緒に神社に行ったという。願掛けか何かだと思ってその神社を訪れた彼らが目にしたものは?
この後のストーリーは是非漫画もしくはDVDを見てほしい。
きっと皆この漫画の“等身大”の「キャプテン」に心を打たれるに違いない・・・。
(うろおぼえの為、内容が間違っていたらごめんなさい。)

今では流行らない半「スポ根もの」だが、私と同じ年齢か少し前の年代の方はこの漫画を見て野球をはじめた方も少なくないだろう。
チームに必要不可欠な「キャプテン」と「キャプテンシー」。現在行われている「甲子園」で、稀に「この高校が・・・」というようなチームが優勝したりする。もしかするとそのチームは素晴らしい監督とキャプテンとキャプテンシーとチームメイトがおりなす“奇跡”ではないだろうか?


伊勢屋旅館 フロント K.Kより

by iseyaryokan | 2008-08-15 22:00  

<< いつOPEN?『オリンピックビ... 87歳の誓い >>